ここ半年くらい、喉に何か詰まった様な違和感がなくならなかったのさね。
様子見様子見…と放置し続けてたんやが、いっこうに違和感がなくならないので、いよいよポリープとか、タバコ喫みなんで咽頭ガンとか?と思いながら病院へ行ってみたところ、気のせいであるという診断を頂戴した。
神経症なんだそうな。
いやまさか、わたしに限って気の病を患おうなんざ思ってもみなかった。
しかも耳鼻科医に言わせると「流行…っていうか、結構、多いんだよね、最近」だそうな。
……流行の神経症とか…いい大人が情けなス…
以下、ネタバレます。
こないだの"屍鬼"の記事の最後でちょっと触れた、若い僧侶と知り合った時、彼と反対側に隣り合わせていたwebデザイナーから強くおススメされたので一気読みしてみた。
「映画とは全然違うから!怖くないから!」との言葉通り、本当に怖くなくて、逆にビビった(笑
つか一番怖いのが、日ごろから童貞でない事を強調し、「俺なら童貞で死ぬなんて嫌だ」とはっきり口にした高山竜司が、実は童貞だったのではないかという疑惑がその死後になって浮上してきたとこだなw
更に"らせん"に至っては解剖の際、性器の形状やサイズまで明確に記され(てか死んだら縮んで当たり前と思うんだが)、ご丁寧にも解剖医に「これはもしかして使った事がないのでは?」という推察までさせるという念の入れ様ww
いや怖い。"魔法使い"マジカワイソスwいやコワイソスwww
まあそらそれとして、どうも鈴木氏、これが処女作だったらしく(デビューは"楽園"だけど、処女作はこっち、とかいうややこしい話)、どうにも文章が下手である。
細かい事をいへば、「~である」「~だ」「~した」という、最もよく用いられる文末の使い分けが微妙におかしい。凄く気になる。
でもそれは気になるという程度の事で、辛抱すれば出来る範囲の事なのだけれども、情景描写が下手だというのはもう捨て置けない。
下手すぎて頭に情景を描けないっていうんだから、もはや情景描写する意味がない。なので途中から諦め、5W1Hでいえば、「誰が、何を(どうした)」だけを拾い読みするという、読書とも思えない読み方になってしまった。
それ故の印象もあるとは思うが、わたしはこの"リング"という小説は、余りにも簡素すぎる小説だと思う。要約が余りにも簡単なのだ。
「呪いのビデオをみた人間が次々と死んでいった」
これだけの事しか書かれていない。
最後のどんでん返しが凄い!という声もあるらしいが、むしろそのどんでん返しのせいでこんなに簡素な事になってしまうのだと是非、気付いて欲しい。
何人もの大の男が"呪いのビデオ"にキリキリ舞いさせられた、そのドラマを長々描いたにも関わらず、最後の最後のどんでん返しによって全ては水の泡…ビデオの呪いに影響を及ぼさなかった=作品の本筋にも影響を及ぼさなかったので、小説の大部分を占めるにも関わらず、それらは当然、要約されちゃうわけですよ。
右往左往した挙句、結局、何を書かんとしたのかがはっきりしない。
最終的には焦点である"オマジナイ"が何であるかすらウヤムヤのままっていうのは、一体全体どういう事かと。
"リング"といへば、原作を読んでない人にとっては即、ホラーというジャンルが連想されると思うんだが、実際には"ホラー的ではあるけれども、SF的でもある題材を、ミステリーの手法を用いて書いてあるもの"なのよね。
色々とない交ぜになった挙句のノンジャンルというか、ミステリーとしてもホラーとしてもSFとしても、全てにおいて成立してないというか、全てにおいて似非であるというか…
(つーか江戸川乱歩賞候補までなったって、何の冗談かと思う…)
で、まあその似非ミステリーにおける一応の焦点はというと、"呪いのビデオの呪いを解く方法"なワケよ。
にも関わらずオチまできても"明らか"にはされない。"臭わせる"風に終わってる。
じゃあもう何?!ホラーでもなく、SFでもなく、呪いを解く方法も分からず!結局んとここの小説に書かれてるのって「呪いのビデオをみた人間が次々と死んでいった」って事だけじゃん!となるワケですよ。
…完全に序章ですよね。
これを書いた時点で、続編については考えてなかったと作者は言ってるんだけど、絶対に嘘だと言い切れるわ。
何この連載を意識して編集と練った上で、投稿作品としてジャンプ紙上に掲載された漫画みたいなオチ。
下手するとループまで視野に入れてんじゃん。
いやまあ別にいいんだけどw
で、"呪いを解く方法を臭わせた"状態で続編"ループ"へと続くワケなんだが、ここでも結局、"呪いを解く方法"は分からない。
どころか、リングで"解明したと臭わせた"、"呪いを解く方法"が、結局、間違っていたと明らかになる。
いや、間違っていたのかどうかも定かではない。
ビデオに内包された"呪いの遺伝子"が、蚊取り線香のCMで傷を負った事により進化したので、"呪いを解く方法"も進化した、というのはいいんだが、それがどの時点からなのかがはっきりしない。
・ビデオが4本共始末された後
----それだと進化前に臭わせた"ビデオをダビングして他者に見せる"という方法で、浅川の妻子が救えなかったのは何故か?浅川が最後に至った"オマジナイ"は間違いだったのか?
・浅川が作中作"リング"を生み出した時点
----浅川の手による"リング"の呪いがビデオにフィードバックしたというのか?更には、それ以前にビデオを見た人間が既に受けている呪いにまでどう影響したのかが不明。仮に何らかの理由でそうなったのだとしても、やはり進化前の"オマジナイ"の正否は不明。
・ビデオに蚊取り線香のCMが上書きされた瞬間
----この時点であるとするのが、"らせん"にとっては最も辻褄が合うとは思うが、そうなるともはや"リング"という小説の存在自体が完全にないがしろになってしまう…そして進化前の"オマジナイ"は完全に藪の中で、そんな古い話、もうどーでもいいじゃん♪てな事になる。
"らせん"は、前作"リング"に比べるとミステリー要素は少なくなっていて、代わりにSF要素が色濃く、リングにおける単純な"呪い"というオカルト要素を科学的に説明しようとしているワケだ。
別にそれが似非科学であろうがいっそオカルトであろうがわたしには興味がなくて、問題にしてるのはほんと、ビデオの呪いについてだけなんだよ。
作者は「説明がつかない事は嫌いだからこれを書いた」みたいな事を言ってるんだけども、わたしもそうなんだよ。きっと誰もがそうだよ。
頼むからキンチョーのCMの下に、何が書かれてあったのか教えてくれよ!
それが知りたいっていう思いだけで続編一気に読破したんだよ!頼むよマジで…
細胞の不死化とかさぁ…知らねえよ。
つか細胞が不死化したら新陳代謝はどーなんのさ?
止まんの?新陳代謝が止まって細胞の増殖に任せんの?
したらどーなるよ?
巨大化だよ。
人間の不老不死を考え出すと、だいたい細胞の不死化に行き着くんだって。
でもそーすっと、細胞にとって唯一で最大の目的であるからその増殖はとめられず、かといって細胞が死なないと新陳代謝はないワケだから、つまりは細胞が積もり積もって体が巨大化する事になるんだって。
前にそういうのをどっかで読んだよ。
だから「細胞の不死化」という言葉が出る度に、「貞子巨大化」という嫌すぎるイメージが頭をよぎって、ろくろく読書に集中出来んかったわw
ああ、それと、安藤が呪いにかからなかったってのもよく分からんかったな。
浅川の"リング"も全編読んだし、呪いのビデオもチラっとだが見たのに。
役に立つ人間だから貞子が生かしておいたって事なのかも知れんが、そうなってくるともう進化の前後問わず、呪い関係なくね?わたし何の為に"リング三部作"読んでんの?って話(苦笑
ああ。"リング"の映画化に間接的に関与したからか?
でもそうなってくると定義が曖昧すぎて承服しかねるなぁ…間接的というなら、浅川の妻子だって、浅川がリングを記す為に間接的には関与してる気がするし(モチベーション的な意味で)、つーかそもそも、浅川がリング書いたのって一週間が過ぎた翌朝以降の事じゃね?
更にいへば"リング"書いたのも、浅川なのか貞子なのか進化した天然痘ヴィールスなのかよく分からん事になってるよな。
ああもうさっぱり分からん。
らせんはリングをないがしろにする為に書かれたものとしか思えない。
決着つける気がないなら続編とか銘打つんじゃないよ。
まったくもう。唯一すっきりしたのは、竜司が蘇って来たとこだけだよ。
虚仮の一念岩をも通す。童貞のままでは死ねん!!てかwww
ほんと、良かったねえw
そんでもって"ループ"に至るわけだが、もうここまで来ると、誰もリングの呪いについて疑問を持ってるヤツなんぞいないだろう、という明らかな前提の元に書かれていて、リングの謎だけを追いかけてここまで来た、まさにわたしの様な人間は完全に蚊帳の外です。本当にありがt(ry
ただ、ベストセラーだって事で乗っかって"リング"読んだ人でも、三部作全部読んだ人は少ないだろうと思うんだけど、暇があったら読んでみても良いと思う。暇だったらね。
ループ、エラい事んなってますからw
竜司がいよいよ童貞を捨てますからwww
いやそうじゃなくてねw(いやそれもあるけどw
次元を超えるってんだから大したもんですよ。
完全にSFです。
でもね、そこ禁じ手だと思うんだなぁ…
面白いとは思うけど、そこ行っちゃうと、何でもありになるワケよ。
それこそ発端の"リング"をないがしろってかもう、完膚なきまでに消滅させる事が出来んだから。
単純にいへば、ループから貞子を排除してしまえばイイってだけの話に収まってしまう。
もちろん、ループが"この世界"の精密なシムレーションだって事で、貞子ヴィールスをループ内だけで排除するより、それに対処する方法を見つけておく事が大事なのだから貞子を排除しなかったといいたいのは分かるんだが、高次元である"この世界"ですら見つけられない貞子ヴィールスの撃退法を同次元内で見つけられるかというと疑問だし、それ以前に、貞子ヴィールス(の更に変異体)を"この世界"に蔓延させてしまった事に対する言い訳がおざなりすぎる。
科学者としてはあるまじき凡ミスだ。
まだしも「予算を引き出す為にやってみたら、思いの外、波及してしまって手におえなくなった」という事であった方がスッキリする。
そして、最も危惧すべきは馨の行動で、性交渉はもちろんの事、あまつさへ子供を作るなんて事は絶対に阻止すべきだったのではないかと。
生命と人工生命、しかも異次元間での合いの子、更に言えば両親ともにキャリアーって…その辺、倫理観はどーなってんのかと。
しかもその子供も、馨の成果も、どーなってんのかは以下続刊、【バースデー】へと続くそうだとさっき知った。
そうならそうと、もっと早く教えてくれよ。どうせ"リング"が売れに売れた時点で、続かせられるだけ続けようって心積もりだったんだろうからさあ。
知らないもんだから、ものはついでと"パラサイト・イヴ"とか読んでたわ。
これも何だか"らせん""ループ"と近い感じの話だったよ。
天然痘ヴィールスVSミトコンドリアだなw
思ったよりエロティックでよかったよ。
途中、何度か登場人物の思考が暴走する描写があるんだが、そのめくるめくスピード感が安部公房を彷彿させたわ。
いや、手法がっていうんではなく、現実を失っていく感覚が何となくわたしのイメージと重なったってだけだけど。
あと、"らせん"でいうところの「細胞の不死化」に近い物言いがこれにもあって、細胞増殖の早さと進化の早さ(人間に比して十倍)でミトコンドリアは人間に勝るって事なんだが…
進化の果ては自滅だってのは有名な話なワケで。
つまりミトコンドリアは独り立ちしたところで、いずれ恐竜並の短期間で絶滅する事を運命づけられた種なワケだ。
更に成長の仕方も、出産から数十分で成人に至るという超スピードから、一日を待たずに老化→死亡とならなければおかしい。
そうなると、彼女らはその機会を持つ事すら困難な非常に生殖し難い種という事になり、それへの解決策として小さなコロニーに寄せ集まったまま、下手をすると絶滅を迎えるその日まで、ひたすら生殖のためだけにただ生まれただ死んでいき、尚更に種の絶滅を早めるという事態におのずから至るだろう。
更にいえばその結果、多様性を欠いた種はまさに"ループ"で言うところの"ガン化"へと陥る以外になく、それは始まる前から完全に失敗した種だという事になる。
まあ、んなゴタク以前の要因でミトコンドリア・イヴは自滅しちゃうワケですが、その実際の自滅の要因にしてもわたしのゴタクにしても、「わたしは人間どもよりよっぽど進化した生き物なのよ!このゴミ虫め!!」と大口たたいた割りには、イヴちゃん、情けない結果だったなぁ…と思います。
悪者が勝手に自滅してしまって、良い者が結局、何もしてないじゃんっていう話はあんまり面白くないよね。
わたしの個人的な感想だけど。
ああ、も一つ個人的な感想だけど、十四歳の女の子がレイプされて、それでなくとも成長しすぎた胎児を誰にも助けて貰わず、たった一人で痙攣しながら半死半生で出産するっていうのは、なかなか不愉快なシーンだったわ。
(それも何かワケわからんおっさん二人に見られながら)
別に何の必然性もなかったんだから、そこにはせめて処女でなく…欲をいうなら出産経験のある女性を選んで欲しかったなぁと思う。
ロリ、獣姦(?)レイプ、出産ありっていう読み物を否定してるワケじゃない。
そういうのがあるならあるで別にわたしは一向かまわん。
読まんから。
でも一般のホラー小説の顔をして、必然性もなくそういうシーンが登場する事にわたしは不愉快を覚えているという事よ。
どうせ作り物なんだから、余計なとこでまで人の不愉快を買う必要もないんじゃね?って話だ。
まあ、作者の趣味なんだろうね。
26歳薬学部院生博士課程………竜司じゃね?ループ以前のww
まあ途中からとんでもなく脱線してしまったけども、読書感想文を終わりますw
"バースデー"読むかなぁ…どうしよっかなぁ…
あ。でも"ループ"のせいで気になりまくって来たんで、ここでも何度か触れていながらまだ読んでない"百億の昼と千億の夜"の原作は読もうと思うよ。近いうち。
…近いうちねw
あ。あと近いうちといったら"うみねこのなく頃に"の最終章だ!
読んだんだよ!
そっちの感想も近いうちね。近いうちw
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